7月31日は『クールジャパンの日』
7月31日、今日は「クールジャパン」の日。
「日本の良さ、かっこ良さを再認識してもらうこと」を目的に、この日が制定されました。
クールジャパン(Cool Japan)とは、海外で「クール=かっこいい」と捉えられている日本の商品・サービス・文化を表わす言葉です。アニメ、マンガ、ゲーム等のコンテンツ、ファッション、食、伝統文化、デザイン、ロボットや環境技術など様々な項目が挙げられています。
近年では内閣府でも「クールジャパン戦略」と称し、日本の魅力を広めていく活動が行われています。
◎クールジャパンとは、世界から「クール(かっこいい)」と捉えられる(その可能性のあるものを含む)日本の「魅力」。
◎「食」、「アニメ」、「ポップカルチャー」などに限らず、世界の関心の変化を反映して無限に拡大していく可能性を秘め、様々な分野が対象となり得る。
◎世界の「共感」を得ることを通じ、日本のブランド力を高めるとともに、日本への愛情を有する外国人(日本ファン)を増やすことで、日本のソフトパワーを強化する。
内閣府
知的財産戦略推進事務局 クールジャパン戦略より抜粋
https://www.cao.go.jp/cool_japan/about/about.html
私たち小倉 縞縞にも、次世代、そして世界に広めていきたい、日本の伝統的な文化「風呂敷(ふろしき)」があります。
風呂敷とは、物を包み、持ち運んだり収納したりするための四角の布。
お弁当包みとしてものを包んだり、金封入れとして使ったり、近年ではエコバッグとして注目されることも多くなり、生活の中で身近なものとして登場する機会も多くなったのではないでしょうか。
風呂敷のルーツは、ものを包む布です。
正倉院の収蔵品を見ると、すでに奈良時代には皇室の所蔵品を保管する専用の布があったことがわかります。平安時代には貴族が装束を包む布を「ころもつつみ」、鎌倉時代には「平包み」と呼ぶようになりました。やがて、沐浴の際に着替えを包んだり、脱衣所で身支度をする際に下に敷いたりするところから、「風呂敷」という名が使われるようになったようです。
「風呂敷」という名前が記された最も古い記録は江戸時代、元和2年に記された「駿府御分物道具帖」です。かの徳川家康が没した際の遺品形見分けの記録の中に、「こくら木綿風呂敷」という品目が確認できます。丈夫で長持ちする小倉織の風呂敷は、江戸時代の幕を開けた天下人のお眼鏡にかなう品だったようです。
四角い布でものを包んで運ぶという習慣はアジアの各地で確認できます。
しかし、風呂敷を装いの一部に見立て、柄選びや結び方にも工夫を凝らすのは、いかにも日本人らしい感性といえるでしょう。
また、気持ちの品を包んで贈り合う風呂敷は、人と人との縁を結ぶ “縁起物”でもありました。「みんなに温かく包まれますように」という願いを込めて、現在も花嫁の挨拶まわりに風呂敷を贈る地域もあるようです。
そして、環境保護の観点から風呂敷の魅力が再注目される現代、小倉 縞縞はブランド立ち上げ当初から風呂敷の生産に力を入れてきました。
たて縞が映える、正方形の布。包むものに合わせて形はしなやかに変化し、何にでも、何度でも使える軽やかさと強さを併せ持つ。そして、人々の心を包み、やがては縁をも結ぶ──。
サステナブルデザインを象徴する風呂敷は、まさに小倉 縞縞というブランドを表現するにふさわしいアイテムであり、これからも守り続けたい日本の大切な文化です。
実はサイズも多く存在する風呂敷。
ご用意している風呂敷のサイズ一覧とよく使われる用途をご紹介します。
ポケットチーフ(28cm)…ポケットチーフ、ハンカチ
小風呂敷(48cm)…………ハンカチ、お弁当包み、金封入れ
小風呂敷(55cm)…………ランチクロス、膝掛け、ヘアアクセサリー
六八風呂敷(68cm)………菓子折り包み、エコバッグ
中風呂敷(90cm)…………エコバッグ、瓶・ボトル包み、スカーフ
大風呂敷(120cm) ………テーブルクロスやソファカバー、前掛け、スカートなど
小さなサイズはハンカチや小物の包みとして、定番のサイズは持ち歩きエコバッグなどに。
大きなサイズはインテリアアイテムやファッションアイテムとして使われることが多くなっているようです。
風呂敷を使ってみたいけれど、どうやって包んだらいいんだろう?そんなお声を聞くこともしばしば。
小倉 縞縞では、風呂敷の包み方をご紹介しています。
https://shimashima-shop.myshopify.com/pages/about-furoshiki#furoshiki-wrapping
また、風呂敷をご購入の際は「風呂敷の包み方」を同封しています。※55cm〜
英語版もご用意しておりますので、ご希望の際は、カート内備考欄に「英語版希望」とお書きください。
小倉織は裏表がありませんので、物を包んで結んだ様も綺麗です。
風呂敷初心者の方にも、使いやすいアイテムです。
包む、折る、結ぶ、つなぐ…何にでも、何度でも使える風呂敷。
この機会に、クールな日本の文化を生活の中に取りれてみてはいかがでしょうか。
風呂敷アイテム一覧はこちらから
https://shima-shima.jp/collections/top_furoshiki