KOKURA SHIMA SHIMA“FUROSHIKI”
ABOUT FUROSHIKI
小倉織の風呂敷について
ROOTS OF FUROSHIKI
新しい時代を切り開いた天下人、
徳川家康も愛した小倉織の風呂敷。
風呂敷のルーツは、ものを包む布です。正倉院の収蔵品を見ると、すでに奈良時代には皇室の所蔵品を保管する専用の布があったことがわかります。平安時代には貴族が装束を包む布を「ころもつつみ」、鎌倉時代には「平包み」と呼ぶようになりました。やがて、沐浴の際に着替えを包んだり、脱衣所で身支度をする際に下に敷いたりするところから、「風呂敷」という名が使われるようになったようです。
「風呂敷」という名前が記された最も古い記録は江戸時代、元和2年に記された「駿府御分物道具帖」です。かの徳川家康が没した際の遺品形見分けの記録の中に、「こくら木綿風呂敷」という品目が確認できます。丈夫で長持ちする小倉織の風呂敷は、江戸時代の幕を開けた天下人のお眼鏡にかなう品だったようです。
FEATURES OF FUROSHIKI
サステナブルデザインの象徴、
風呂敷は[小倉 縞縞]のシンボル。
四角い布でものを包んで運ぶという習慣はアジアの各地で確認できます。しかし、風呂敷を装いの一部に見立て、柄選びや結び方にも工夫を凝らすのは、いかにも日本人らしい感性といえるでしょう。
また、気持ちの品を包んで贈り合う風呂敷は、人と人との縁を結ぶ “縁起物”でもありました。「みんなに温かく包まれますように」という願いを込めて、現在も花嫁の挨拶まわりに風呂敷を贈る地域もあるようです。
そして、環境保護の観点から風呂敷の魅力が再注目される現代、[小倉 縞縞]はブランド立ち上げ当初から風呂敷の生産に力を入れ、2010年度のグッドデザイン賞を受賞いたしました。
たて縞が映える、正方形の布。包むものに合わせて形はしなやかに変化し、何にでも、何度でも使える軽やかさと強さを併せ持つ。そして、人々の心を包み、やがては縁をも結ぶ──サステナブルデザインを象徴する風呂敷は、まさに[小倉 縞縞]というブランドを表現するにふさわしいアイテム。私たちは風呂敷とその文化を、小倉織と共に未来へと手渡します。
HOW TO WRAP A FUROSHIKI