2018.01.30 (tue)

【 今月の縞 二月(如月)】

今月の縞 二月(如月)#56「緋橙」
#56「緋橙」Scarlet and Orange

「緋色は紫に次ぐ高貴な色として平安時代から珍重されました。また英語名スカーレットは「風と共に去りぬ」のイメージからか、強さ、存在感を感じさせます。橙色と相まって魅力が深まります。」-デザイン監修・築城 則子

春は名のみの寒さ厳しい季節。誰もが焦がれるのは、暖かな火の灯る我が家ではないでしょうか。二月の《今月の縞》は#56「緋橙」。漆黒の合間に移ろう緋から橙へのグラデーションは、美しい火のようでもあり、誰かを待つ家々の灯のようにも見える、そんな心惹きつけられる縞に感じます。-選と文・三井

今月の縞 二月(如月)#56「緋橙」

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2017.12.31 (sun)

【 今月の縞 一月(睦月)】

今月の縞 一月(睦月)#54「無彩律」
#54「無彩律」Rhythm of Monochrome

「『律』は音律に通じ、音階のように、音の高低とつながります。無彩色の中で最も幅のある灰色(グレー)のグラデーションを美しく表現し、白が浮かび、映えさせるような構成です。なだらかな音律にひときわの高音が響きます。」
-デザイン監修・築城 則子

何かに追われるような無彩の年の瀬から、一変しやって来る、新年の晴れがましさは何でしょう。一月の《今月の縞》は#54「無彩律」。初春の日の光が、雲間から差し込み、辺りを照らしてゆくような、そんな希望を思わせる縞と感じます。-選と文・三井

今月の縞 一月(睦月)#54「無彩律」

2017.11.07 (tue)

【 今月の縞 十一月(霜月)】

今月の縞 十一月(霜月)#77「異風」
#77「異風」Exotic Red

「赤という色は魔性とでも言いましょうか、魅力的で、少し恐い色です。エキゾティックな赤の中で、さまざまな色が動いて、赤に挑みつつ絡まり合って、魅力的な縞に仕上がりました。」
-デザイン監修・築城 則子

山粧う景色に目を奪われる季節。十一月の《今月の縞》#77「異風」は、在原業平の「ちはやぶる」の歌世界に誘われる心地です。黄葉、緑黄もありながら、飛び込んでくるのは純粋で強い赤の世界。心に秘めた情熱を思い起こさせる、そのような縞に感じます。-選と文・三井

今月の縞 十一月(霜月)#77「異風」

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2017.09.01 (fri)

【 今月の縞 九月(長月)】

今月の縞 九月(長月)#44「夜」
#44「夜」Night

「夜に潜む色たちは、魑魅魍魎が隠れて見ているかの如く、現れては消えて、夜を楽しませてくれます。藍色、深緑色、紫色など、大きなうねりにして、夜の空気を感じていただきたいです。」-デザイン監修・築城 則子

灼熱の季節を終え、ひんやりした夜気を感じる頃。闇は本来の濃さを取り戻し、わずかな月光の下、目を凝らすとき、景色はまるで異世界のように、私たちの前に現れて来ます。九月の《今月の縞》は#44「夜」。夜の帳(とばり)がゆらめくような、藍から黒への大らかなリズムは、原始私たちが身を置いていたであろう夜闇の安堵感を思い出させるようです。-選と文・三井

今月の縞 九月(長月)#44「夜」

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2017.08.12 (sat)

【 今月の縞 八月(葉月)】

小倉織 縞縞#62「黒多彩2014」くろたさい
#62「黒多彩2014」くろたさい Feast of Colors on Black 2014

「濃淡を添えた細い縞がそれぞれの色相を充分に表しつつ、清々しい和音を奏でるような、色の協奏曲です。黒地の中で生きる色を組み合わせるのが楽しく、同じテーマで何度も試みたくなる縞。」-デザイン監修・築城 則子

夏の夜には、幻想的で、奥行きの知れないような楽しさを感じます。八月の《今月の縞》は#62「黒多彩2014」。闇を照らす色とりどりの提灯や、夜空に広がる大輪の花火。無彩のキャンバスの上で色彩たちは、より魅惑的に、表情豊かに私たちに迫ってくるようです。ワクワクと、好奇心を駆り立てられる、そんな縞ではないでしょうか。-選と文・三井

小倉織 縞縞#62「黒多彩2014」

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2017.07.10 (mon)

【 今月の縞 七月(文月)】

小倉織 縞縞#79「藍輪舞」あいりんぶ
#79「藍輪舞」あいりんぶ Indigo Rondo

「輪舞(ロンド)は楽しい響きがある言葉です。皆が手をつないで踊る、なんて素敵な光景でしょう。平和な世界の象徴のようで、その願いを藍色の濃淡に込めて、自由で、踊り始める縞です。」-デザイン監修・築城 則子

水流は地形に沿って、しなやかに姿を変えながら、どこまでも流れていきます。七月の《今月の縞》は#79「藍輪舞」(あいりんぶ)。光のような白を抱き、流れる藍のグラデーションは、そんな歓喜する水の流れを想起させ、見る者をどこまでも続く藍の宇宙へと誘う、そのような縞に感じます。-選と文・三井

小倉織 縞縞#79「藍輪舞」生地

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2017.06.13 (tue)

【 今月の縞 六月(水無月)】

小倉織 縞縞#85「紫彩流」しさいりゅう
#85「紫彩流」しさいりゅう Stream in Purple

「紫は高貴で、妖しくて、得難い色です。古代から最高位の人のみに着用が許されたのも頷けます。その深い紫から薄紫までの階調が生きるのは、黒と白の存在があってこそでしょう。」
-デザイン監修・築城 則子

梅雨頃になると、そこここで、私たちは言葉に言い表せないような紫のグラデーションを目にします。捧げ物のように咲く紫陽花や、梅雨の雨上がりの夕焼けを見るとき、そこには神の力を感じざるを得ない色彩があります。六月の《今月の縞》#85「紫彩流」(しさいりゅう)もまた、この世のものでない美しさに引き寄せられる、そのような縞ではないでしょうか。-選と文・三井

#85「紫彩流」しさいりゅう

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2017.04.19 (wed)

【 今月の縞 四月(卯月)】

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#63「香色」こうしょく  Scent of Tint

桃色と紫には同じような香りを感じます。少し艶めいて、化粧をほどこすかのような、日常的でない縞がリズムを刻み、危ういバランスで成り立って、まだ見ぬ憧れの世界に導いてくれそうです。-デザイン監修・築城 則子

可憐なイメージながら、満開の中に居ると、何か魅入られるような心地になる桜の花。四月の《今月の縞》#63香色はそんな桜の妖しさを思い起こさせます。夢見るような白や桃色の間に現れる、黒からグレーのグラデーションが、心奪われずにいられない、刹那に匂い立つ美しさを描き出す、そのような縞と感じます。-選と文・三井

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